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ADウォール(剛性防護柵付き擁壁)

新技術概要説明情報

技術名称 ADウォール(剛性防護柵付き擁壁)
副題 プレキャスト剛性防護柵付き擁壁
登録No. 登録年月日 最終更新年月日 収集整備局 開発年 区分
CB-130012-A 2013.10.21 2013.10.21 中部地方整備局 2012 製品
分類
レベル1 レベル2 レベル3 レベル4
共通工 擁壁工 プレキャスト擁壁工
キーワード
  • 安全・安心
  • 環境
  • 情報化
  • コスト縮減・生産性の向上
  • 公共工事の品質確保・向上
  • 景観
  • 伝統・歴史・文化
  • リサイクル
自由記入 剛性防護柵  プレキャストL形擁壁
開発目標
  • 省人化
  • 省力化
  • 経済性の向上
  • 施工精度の向上
  • 耐久性の向上
  • 安全性の向上
  • 作業環境の向上
  • 周辺環境への影響抑制
  • 地球環境への影響抑制
  • 省資源・省エネルギー
  • 品質の向上
  • リサイクル性向上
  • その他( )
開発体制

単独(産、

共同研究産・産産・官産・学産・官・学

開発会社 丸栄コンクリート工業株式会社
問合せ先
技術
会社 丸栄コンクリート工業株式会社
担当部署 技術開発部開発課
担当者 阪口 裕紀
住所 〒501-6293 岐阜県羽島市福寿町間島1518
TEL 058-393-0215
FAX 058-391-3999
E-MAIL
営業
会社 丸栄コンクリート工業株式会社
担当部署 営業本部
担当者 本田 智
住所 〒501-6293 岐阜県羽島市福寿町間島1518
TEL 058-393-0700
FAX 058-392-6090
E-MAIL

概要

  1. @何について何をする技術なのか?
    • AD(Anti Drop)ウォールは橋梁や高架などの構造物上に防護柵を設置する必要のある道路擁壁について、コンクリート製剛性防護柵とL形擁壁を一体化したプレキャスト製品とした。
    • プレキャスト化することにより、工期の大幅な短縮と、施工の安全性の向上を可能とした。
  2. A従来はどのような技術で対応していたのか?
    • 従来は、現場打ちコンクリートにより施工されていた。
    • 剛性防護柵は橋梁や高架などの高低差の大きな箇所に設置されることが多く、型枠工や鉄筋組立などが高所での作業となっていた。
  3. B公共工事のどこに適用できるのか?
    • 高速道路や幹線道路のランプ・インターチェンジなどで、構造物上に剛性防護柵の設置が必要な場所


従来技術イメージと製品単体

新規性及び期待される効果

  1. @どこに新規性があるのか?(従来技術と比較して何を改善したのか?)
    • 現場打ちコンクリートによる施工から、コンクリート製剛性防護柵とL形擁壁を一体化したコンクリート二次製品によるプレキャスト化を図った。
    • 現場打ちコンクリートからプレキャストへ変更するにあたり、以下の2点が改善された。
      1. 剛性防護柵の部分は基準にて形状が決まっているが、擁壁部分についてはプレキャスト製品の特性を活かし、断面のスリム化を図った。
      2. 従来工法の現場打ちコンクリートの場合、橋梁や高架などの高所での型枠工や鉄筋組立など多工程の作業が必要であった。プレキャスト化することにより、現場での据付作業のみとなり、作業工程が簡素化された。
    • 衝突荷重に対して安全な構造とするため、天端部、底版部にジョイントボルトを用いて製品同士を連結した。
  2. A期待される効果は?(新技術活用のメリットは?)
    • 現場打ちコンクリートからプレキャスト製品にすることで、現場での鉄筋組立、型枠設置等の作業が不要となり、工期短縮が可能です。
    • 高所での鉄筋組立、型枠設置などの危険作業及び、下からの前面足場、転落防止柵の設置が不要であり、作業の安全性が向上する。
    • 施工工程が機械作業による据付のみで、簡素化され、省人化が図れます。
製品規格表
衝突荷重 H B L h' 参考質量(kg)
SC種 1,500 1,100 2,000 800 3,480
2,000 1,200 2,000 800 4,700
2,500 1,500 2,000 800 5,080
3,000 1,800 2,000 800 6,410
3,500 2,000 2,000 800 7,330
SB種 1,500 1,600 2,000 900 3,860
2,000 1,400 2,000 900 4,860
2,500 1,700 2,000 900 5,060
3,000 1,700 2,000 900 6,360
3,500 2,000 2,000 900 7,380
SA種 1,500 2,100 2,000 1,000 4,240
2,000 1,800 2,000 1,000 5,510
2,500 1,700 2,000 1,000 5,720
3,000 1,700 2,000 1,000 6,420
3,500 2,000 2,000 1,000 7,450
SS種 2,000 2,200 2,000 1,100 5,920
2,500 2,100 2,000 1,100 6,210
3,000 2,000 2,000 1,100 7,820
3,500 2,100 2,000 1,100 8,890


形状図・配筋図

適用条件

  1. @自然条件
    • クレーンで製品を敷設するため、強風時には十分な注意が必要。
  2. A現場条件
    • 製品の搬入路、仮置き場、クレーンなどが設置できる施工ヤードが必要
  3. B技術提供可能地域
    • 全国に提供可能。
  4. C関係法令等
    • 特になし

適用範囲

  1. @適用可能な範囲
    • 擁壁高さがH=1.5m〜3.5mまで。
  2. A特に効果の高い適用範囲
    • 通行止め、交通規制の日数低減や工期短縮が必要な場合
    • 高所に剛性防護柵を構築する場合
    • 施工延長30m〜50mで高所等の現場条件により、従来工法と同程度のコストとなる。
  3. B適用できない範囲
    • クレーンで製品を敷設するため、クレーンの設置が出来ない場所は適用できない。
  4. C適用にあたり、関係する基準およびその引用元
    • 道路土工-擁壁工指針(平成24年 社団法人 日本道路協会)
    • 車両用防護柵標準仕様・同解説(平成16年 社団法人 日本道路協会)
    • 防護柵の設置基準・同解説(平成16年 社団法人 日本道路協会)

施工・使用上の留意点

  1. @設計時
    • 事前に現場条件を確認して、安定計算を行い、結果が安全であることを確認する必要がある。
    • 安定検討時の衝突荷重は10m連結した状態で照査し、部材検討時の衝突荷重は製品長(2.0m)で照査する。
    • 剛性防護柵部の鉄筋は4本/mを標準とする。
  2. A施工時
    • 製品搬入路及びクレーン等の設置ヤードの確保が必要。
  3. B維持管理等
    • 特になし
  4. Cその他
    • 特になし

活用の効果

比較する従来技術 現場打ちコンクリート擁壁
項目 活用の効果 比較の根拠
経済性 向上(3.07%) 同程度 低下(%) プレキャストにすることで足場が不要となる。
工程 短縮(66.75%) 同程度 増加(%) 現場での型枠組立、撤去、鉄筋組立等の作業が不要となる。
品質 向上 同程度 低下 工場製品により、品質の安定が図れる。
安全性 向上 同程度 低下 前面に足場を設置しての高所作業をする必要がないため。
施工性 向上 同程度 低下
周辺環境への影響 向上 同程度 低下 木製型枠を減らすことができ、省資源化が図れる。
技術のアピールポイント
(課題解決への有効性)
緊急性を要する工事において、短工期で剛性防護柵付き擁壁の施工が可能。

活用効果の根拠

基準とする数量 50 単位 m
  新技術 従来技術 向上の程度
経済性 4273990円 4409277円 3.0%
工程 1.41日 4.24日 66.75%
新技術の内訳
項目 仕様 数量 単位 単価 金額 摘要
部材費 H2500 25 151800円 3795000円
据付工 1 478990円 478990円
従来技術の内訳
項目 仕様 数量 単位 単価 金額 摘要
コンクリート打設工 鉄筋構造物 78.5 m3 24280円 1905980円
鉄筋工 材工共 5225 kg 130円 679250円
均しコンクリート 労務費の7.8% 1 87457円 87457円
基礎砕石 労務費の7.1% 1 79607円 79607円
目地材 労務費の1.7% 1 19060円 19060円
諸雑費 労務費の32.1% 1 359923円 359923円
足場工 安全ネットあり 450 u 2810円 1278000円

特許・実用新案

種類 特許の有無 許可番号
特許
  • 有り
  • 出願中
  • 出願予定
  • 無し
実用新案
  • 有り
  • 出願中
  • 出願予定
  • 無し

評価・証明

  建設技術審査証明 建設技術評価
証明機関
番号
証明年月日

その他の制度等による証明

制度の名称
番号
証明年月日
証明機関
証明範囲

評価・証明項目と結果

施工単価

歩掛は国土交通省土木工事積算基準プレキャスト擁壁工に準拠

参考歩掛(施工延長10m当たり)
名称 規格 単位 数量 単価 金額
プレキャストブロック H=2500 5 151,800 759,000
土木一般世話役 0.26 20,600 5,356
ブロック工 0.26 22,900 5,954
普通作業員 0.79 15,900 12,561
ラフテラーンクレーン 25t吊り 0.26 51,000 13,260
基礎砕石 % 53 19,679
均しコンクリート % 87 32,304
諸雑費 % 18 6,684
合計 854,798

歩掛り表なし
歩掛り表あり(標準歩掛,暫定歩掛協会歩掛自社歩掛

施工方法

施工順序

  1. @掘削工
  2. A基礎工
    ・基礎砕石を敷き均し、基礎コンクリートを打設する。
  3. B製品の据付
    ・敷モルタルを敷き均し、製品を据え付ける。
  4. C接合工
    ・ハイテンションボルトにより、製品同士を連結する。
    ・連結部は無収縮モルタルで埋める。
  5. D埋め戻し
    ・均し厚は30cm以内とし締め固める。


施工状況

残された課題と今後の開発計画

@課題
特になし

A計画
特になし

実績件数

国土交通省 その他公共機関 民間等
1件 0件 0件
実験等実施状況

■圧縮強度試験(自社)

<目的>
コンクリートの設計基準強度の確認

<試験方法>
JIS A 1108 「コンクリートの圧縮強度試験方法」による

<判定方法>
圧縮強度試験は、製造日毎に3個のテストピースを採取し、設計基準強度(40.0N/mm2以上)の規定に適合すれば合格としています。
※設計基準強度は、部材の応力照査により決まっています。

■塩化物量測定(自社)

<目的>
コンクリート中に含まれる塩化物含有量の測定

<試験方法>
JIS A 5308 「レディミクストコンクリート」による

<判定方法>
コンクリート中の塩化物量の測定を行い、塩化物含有量(0.30kg/m3以下)の規定に適合すれば合格としています。(1ヶ月/回)

添付資料
  • 添付資料-1 製品図
  • 添付資料-2 構造計算書
  • 添付資料-3 概算工事費
  • 添付資料-4 施工日数
  • 添付資料-5 圧縮試験結果
  • 添付資料-6 塩化物量測定結果
参考文献
  • 道路土工-擁壁工指針(平成24年 社団法人 日本道路協会)
  • 車両用防護柵標準仕様・同解説(平成16年 社団法人 日本道路協会)
  • 防護柵の設置基準・同解説(平成16年 社団法人 日本道路協会)
その他


施工後擁壁背面側(三重県)施工延長L=60m


施工後擁壁前面側1(三重県)施工延長L=60m


施工後擁壁前面側2(三重県)施工延長L=60m

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